来春の新春舞踊大会 1月7日の夜の部六番目に父二代目吉三次振付「長唄 菊慈童」を踊らせていただきました。
出演名
平成30年各流派合同新春舞踊大会
日時
平成30年1月6日(土)
開場第一部 10:30 開演第一部 11:00
開場第二部 15:30 開演第二部 16:00
会場
国立劇場小劇場(東京都千代田区隼町4-1)
切符
全席自由3,500円(各部入替制
内容
「菊慈童」とは
七百年前、穆王(ぼくおう)の枕を誤ってまたいだために流刑となり、 菊の霊水により永遠の若さを得た美少年が、 麗縣山(りけんざん)にて過ごしているというお話の踊りです。
紀元前985年~940年、周(しゅう)の第5代王穆王(ぼくおう)の時代です。
穆王に仕えていた少年慈童(シテ)は、王の寵愛を一身に受けていましたが、誤って王の枕をまたいでしまいます。 王といえども法を曲げることはできず、掟によって流刑となる少年を哀れんだ穆王が、 その枕に法華経普門品の二句の偈を書いて与え、毎朝これを唱えるようにといいました。 慈童が忘れぬようにと仮小屋の側に生えている菊にこの句を書きとめたところ、 この菊に溜まった露が下の流れに落ち、谷川の水が「天の霊薬」になりました。
慈童がこの水を飲むと天の甘露のように美味で、虎狼も恐れて近づかなくなり、 しかも慈童は不老不死の長寿を得て若いままの童子となっているといいます。

